
診療案内
鍼灸

東洋医学は対症療法だけでなく、全体を調えることによって自然治癒力を高めます。 鍼灸は怖いと思われる方もいらっしゃいますが、オムツをしている赤ちゃんでも、2~3回目からは眠ってしまうことが多いほどです。知熱灸は燃え尽きないうちにお取りしますので、ご安心ください。
小児鍼

小児鍼とは特殊な鍼を使用したお子さま向けの治療法です。
元気で健康な身体を作るために治療をし、お子さまの発育を促します。
灸頭鍼

灸頭鍼とは、鍼の柄にもぐさを巻き付けて燃焼させるもので、鍼と灸を同時に行い、それぞれの効果を狙った治療法です。
お灸の熱により身体を温めることで血流を促す効果があります。通常のお灸と異なり、直接肌に触れない為、痕が残ることもありません。
鍼灸の適応
「よく鍼灸はいいと聞くけれど、どんな時に行ったらいいか分からない」「腰・肩・膝・筋肉痛の時だけ」「年取ったら行くところ」などの声をよく聞きます。鍼灸師自身にも得手不得手はありますが、鍼灸の不適応症は意外に少ないものです。元来、鍼灸、東洋医学は現代医学での病名があって、その対処法としての治療法が決まるものではなく、全身をめぐる生命エネルギー(気)の流れが滞ることによって病気になると考え、その流れを調整することによって自然治癒力を高め治癒に導くものです。捻挫・突き指、一時的な肩こり・腰痛のような突発的なものに対して対症法を行ったり、外的ストレス・内的ストレスにより変調を来したものに対し病気になる前に気のながれを整えることにより健康を維持させます。これを病気の予防、未病治と言います。
現在私の治療室においでになる患者さんについては、痛みを主訴とする「頭痛・肩こり・腰痛・関節痛」はもちろんですが、ストレスが原因となる不定愁訴「不眠・肩こり・頭痛・胃腸障害・心身症・躁うつ・冷えのぼせ・等」等、自律神経の調整が必要な方が多くなっています。
女性の生理に関するもの、又美容の鍼は専門ではありませんが、顔に鍼をすることにより顔面がしきしまり小顔になると喜ばれます。
小児の夜泣き・扁桃腺炎・蓄膿・中耳炎・風邪(流行性の強いものは除く)等、まだまだ一般には認知されていないものでも鍼灸が得意分野とする病気がたくさんあります。
体調がおかしいと思ったらまずはご相談下さい。
施術料金
初診料 | ¥1,000 |
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鍼灸施術料 | ¥3,500 |
※学生以下は鍼灸施術料 | ¥2,500 |
※当院の鍼はすべてディスポ鍼です。
※別途全ての施術に材料費300円がかかります。
- 健康保険ご相談ください。(※医師の同意が必要です)
- 外出困難な方は往療致しますので、ご相談ください。
健康保険取り扱いについて
鍼灸も健康保険で受けることが出来ます。ただし全てという訳ではなく厚労省が認めた次の疾患に限られます。
神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頚椎捻挫後遺症・
その他これらに類似する疾患など
上記疾患において医師の同意が必要となり、又、医師の治療と併用することは出来ません。大変厄介ですが、もっと簡便に出来るよう現在運動しておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。なお、同意書用紙は私共のところにございます。
はり、きゅう豆知識
はり
「はり」というと何を連想しますか? 縫い物針,注射針,仕置人,中国・韓国のドラマいずれも痛そうです。確かに「はり」には太さ、長さ、形状も種々あり、用途により使い分けます。現在使われている「はり」は髪の毛ほどの細さがほとんど、でも、間違えて自分の手に刺すとやはり痛いものです。痛い「はり」は誰でも嫌なものです。鍼灸師は刺しても痛くないように修行をします。いつ刺されたか分からないように。痛かったら安心して治療を受けられません。
小児はり
小児用の「はり」は基本刺さない「はり」です。なでて、さすって、接触する。形状も変わったものが沢山あり、私は中の一つを子どもに持たせます。遊んでいる間に治療が終り、次回からは貸してくれとせがまれます。小児用の「はり」は子ども専用ではなく大人でも用途により大いに活躍しています。
艾
「もぐさ」と読みます。お灸に使うものですが、よもぎの葉の裏に有る極細かい毛から作られ、国内で生産される95%が新潟県産であること意外と知られていません。「もぐさ」を小さくひねって皮膚に付け「おきゅう」をする訳ですが、ひねり方により温度を調節することが出来、艾の大きさは、米粒大、半米粒大、ゴマ粒大、糸状灸、等種々ありますが最近は直接灸(ちょくせつぎゅう)は痕がつくのであまり使われなくなりました、どうしても必要なときもあり、患者さんの理解を頂いて使用しています。当院では知熱灸・温灸・間接灸・灸頭鍼(きゅうとうしん)等、痕のつかない方法を主にもちいます。特に灸頭鍼は鍼の上に艾を付けてやるので鍼を伝って深部まで温熱が伝わり大変気持よく喜ばれます。湿と冷えに侵されやすい越後人にとってはなくてはならないものと思います。